寝言とレム睡眠

 

 

寝言とレム睡眠について

私たちの睡眠は、脳が覚醒状態に近く眠りの浅いレム睡眠と、脳と身体が深く休んでおり意識がないノンレム睡眠の2種類に分けられ、90分間を一つの単位として交互に繰り返されているという特徴があります。

 

レム睡眠時には目玉が絶え間なくまぶたの下で動いているという特徴があり、眠りが浅いため夢を見やすいですし、寝言も発しやすいのです。

 

ノンレム睡眠では寝言を発しないというわけではありませんが、基本的にレム睡眠時に引き起こされていると考えて良いでしょう。

 

この状態の時は脳が覚醒しているため、夢の中で発している言葉がそのまま口を通して出てしまうというのはお分かり頂けるはずです。

 

ただし、自律神経の一つである交感神経は完全に休んでおり、身体は脱力しているため、口を動かしている筋肉も十分ではなく、ムニャムニャと聞き取れないような寝言が多くなります。

 

このような寝言は生理的に引き起こされる症状の一つなので、特に心配する必要はないものの、ノンレム睡眠時に引き起こされる寝言は、口や声帯の自由もきき、はっきりとした口調で寝言を発するので、このような症状が頻繁に引き起こされるという場合は十分に注意しなければなりません。

 

日々のストレスが過度に溜まっているという方が、この症状を引き起こしやすく、深刻化することによってレム睡眠行動障害と呼ばれる病気へと発展するかもしれないので、なるべくストレスを溜め込まないというケアが大事です。

 

「夢を見ていて隣で寝ている人に危害を加えたことがある」「睡眠中に大きな声の寝言を発することがある」という症状が引き起こされている場合、レム睡眠行動障害の可能性があります。

 

レム睡眠行動障害は、睡眠中に夢の中の内容が行動化するという特徴があり、レム睡眠中にも関わらず骨格筋弛緩のメカニズムが破綻しているため、ノンレム睡眠中に引き起こされる寝言のような症状が表れるのです。

 

ただ大きな寝言を発するだけだとこの病気を軽視している方がいらっしゃいますが、周りで一緒に寝ているパートナーに危害を加えることもあるため、早めに治さなければなりません。

 

軽い症状であれば問題ないものの、専門医の診断を受けて重症だと判断された場合、レム睡眠行動障害の治療にはクロナゼパムと呼ばれる薬を服用した薬物療法を行っていきます。

 

この薬で約80%の患者さんが異常行動を抑えられると言われているものの、副作用があるので専門医の指示をきちんと受けてください。


 

 

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