寝言と二重人格

 

 

寝言と二重人格について

正常な方であれば、人格は統一性が保たれているものですが、二重人格の方はその統一性に障害を来たしており、ある契機を経て全く別の人格が交互に出現するようになってしまいます。

 

寝言で大声を上げたり、叫んだりといったように、普段の生活とは掛け離れている状態の方は、二重人格なのではないかと考えるかもしれません。

 

確かに、寝言で普段の生活とは全く違う自分になる可能性はあるものの、これは二重人格というよりも、レム睡眠行動障害という病気の症状の一つです。

 

他のページでも何回かに渡って説明してきましたが、レム睡眠行動障害に悩まされるようになると、睡眠中に大声を上げたり、隣で寝ている人に暴力を振るったりといった症状が引き起こされます。

 

もちろん、二重人格の方がこの病気に悩まされることは十分にあり得ますが、今までは正常に生活していた方でも、長期に渡る睡眠不足によるストレスや抗うつ薬、頭部への炎症性疾患などが原因で、レム睡眠行動障害となるのです。

 

レム睡眠行動障害によって引き起こされる寝言は、とても生理的な現象とは言えませんし、人に危害を加えるということも決して珍しくはないため、二重人格の有無に関わらず、きちんと治療を行った方が良いでしょう。

 

誰でも寝言を発することがあるので、レム睡眠行動障害が引き起こされているかどうか、見た目では分からないと多くの方は考えるかもしれませんが、異常な行動が引き起こされるので直ぐに分かるはずです。

 

自然に治すのは難しい病気だと言われているので、レム睡眠行動障害に悩まされているのならば、早めに睡眠専門外来や精神科へ行って、対処してもらうことをおすすめします。

 

他にも、寝言と大きく関係している病気として夢遊病が挙げられ、この症状にかかると睡眠中に動き回ったり、食事をしたりといった異常行動が引き起こされるようになるのです。

 

夢遊病の方を見ると、二重人格なのではないかと考えるかもしれませんが、人柄が大きく変わるというわけではありませんし、ただ異常行動が生じているだけだと説明できます。

 

どちらにしても、他人に迷惑が掛かる症状ですし、ただの寝言では片付けられないので、ストレスを解消するだけでも、何かしらの対処を行うようにしてください。


 

 

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