寝言と睡眠障害

 

 

寝言と睡眠障害について

近年では睡眠障害を抱えている人が急増しており、日本人の約5人に1人は睡眠に関する何らかの悩みがあるというデータがあり、現代の社会環境が大きく影響していると説明できます。

 

睡眠障害の一般的なものは不眠症ですが、いびきや寝言もこれに含まれるという特徴があり、「睡眠障害国際分類」では88種類もの症状が取り上げられているのです。

 

ただの寝言であれば睡眠障害ではありませんし、健康な方でも引き起こす生理的な現象だと説明できますが、あまりにもその頻度が多かったり、周りの人に危害を加えるというのであれば異常だと言えます。

 

眠りながら誰かとお喋りをするような症状を寝言と言いますが、人によっては長々と話す場合もあり、ストレスや精神的な病気が深く関わっているのです。

 

ただ寝言を少し発するだけで睡眠障害を疑う必要はないものの、周期的に呼吸が止まって熟睡できない睡眠時無呼吸症候群には注意しなければなりません。

 

肥満傾向の方が睡眠時無呼吸症候群を引き起こすという特徴があり、無呼吸の状態が改善されて呼吸を開始する際に大きないびきを伴うことが多く、典型的な睡眠障害の一つとなっております。

 

肥満の人だけではなく、「首が短い」「扁桃腺が肥大」「下あごが小さい」という方は、睡眠時無呼吸症候群に悩まされやすく、寝言だけではなく大きないびきを伴う場合はこの病気が疑われるので、早めに医師の診断を受けた方が良いでしょう。

 

この睡眠障害の治療では、人工呼吸器のポンプで圧力を加えて呼吸を促したり、マウスピースをはめて気道を広げたりする方法があるものの、肥満傾向の方は減量することが第一なのです。

 

また、寝言と深く関係性がある睡眠障害としてはレム睡眠行動障害が挙げられ、夢を見ている内容に合わせ、大声を出したり身体が勝手に動いたりしてしまいます。

 

正常な状態であれば、レム睡眠中は筋緊張が低下しており、身体が反応しないようなメカニズムが働いているものの、何らかの理由でそれが機能せずに異常行動が引き起こされるのです。

 

「レム睡眠行動障害はあまり大したことのない症状なのではないか?」と考える方はいらっしゃいますが、大きな寝言だけではなく、周囲の人に殴る蹴るといった暴行を加えることも少なくなく、ベッドパートナーへの傷害が問題視されております。

 

一度この睡眠障害に悩まされると、自然に症状が改善するということはほとんどないので、専門医の診察をきちんと受けるようにしてください。


 

 

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