寝言と認知症

 

 

寝言と認知症について

「認知症の親の寝言が酷い」ということで悩んでいる方はいらっしゃいますが、認知症と寝言は関係性が全くないと言い切ることはできません。

 

寝言を発するからといって認知症の疑いがあるわけではありませんし、小声でムニャムニャと喋る程度でしたら誰でも引き起こされます。

 

しかし、大声を出すような寝言を毎日のように発していたり、叫ぶような状態が続いていると、認知症の疑いがあるというわけです。

 

そもそも、認知症とは様々な原因で脳内の細胞が死滅し、上手く働かなくなったことで日常生活で支障が出るような症状を指しております。

 

私たちは普段何気なく生活をしておりますが、それをコントロールしているのは間違いなく脳で、それがきちんと働かなければ精神活動も身体活動もスムーズに運ばれなくなるのです。

 

単なる物忘れが認知症の始まりと言われておりますが、このような症状とは大きく異なり、記憶や判断力といった部分に障害が生じ、一人では生活できなくなります。

 

だんだんと進行していく病気なのですが、本人はもちろんのこと、周囲の人たちも気付かないところで症状が進むことが多いので、高齢者の方にとって無視できない病気だと説明できるでしょう。

 

そこで、「何かおかしいな?」という些細なことから認知症を早期発見しなければならず、その一つとして上記で説明した寝言が挙げられます。

 

認知症を患っている方全てが激しい寝言を発するようになるというわけではないものの、急にこのような症状が表れたのであれば十分に注意しなければならないのです。

 

そして、大きな寝言だけではなく、「置き忘れやしまい忘れが目立つ」「興味や関心がなくなった」「些細なことで怒るようになった」「同じことを何度も言う」「時間や場所が分からない」「判断力や理解力が衰える」といった症状も認知症の可能性があります。

 

このようなチェックポイントは挙げればキリがないので、このページで全てを説明することはできないものの、少しでも身内の方に異常があると感じたら、早めに病院へ行って診察を受けた方が良いかもしれません。

 

「認知症は治らない病気だから病院に行っても仕方ない」と考えている方はおりますが、長時間放置して何も対処しないと脳の細胞はどんどん死滅し、恒久的な機能不全に陥って回復が困難となります。

 

それに、医師の指示に従って薬を服用していれば、少しでも症状のスピードを抑えられるので、専門の医療機関への受診は必須です。


 

 

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