寝言と自覚

 

 

寝言と自覚について

寝言に限らず、いびきや歯ぎしりといった睡眠中に引き起こされる症状全てに言えることですが、本人の自覚なしで生じるという特徴があります。

 

自覚なしで寝言を発することがありますし、小声で短いのであれば正常な方でも引き起こされるので病気ではありません。

 

これは生理現象の一つで毎晩繰り返されることは稀ですが、怒鳴ったり悲痛のような激しい寝言が毎晩のように繰り返されている場合、それが自覚なしで引き起こされているとしても、治療が必要となるのです。

 

普通の寝言は特に感情的な表現が入ることがないものの、恐怖といった激しい感情を伴ったり、無呼吸といった異常行動が見られるという場合は、何かしらの病気が原因だと考えられます。

 

本人の自覚はないので、一人暮らしをしているという方気が付くことができないのですが、心的外傷後ストレス障害や睡眠時無呼吸症候群といった病気の症状の一環として、寝言が酷くなるのです。

 

心的外傷後ストレス障害はPTSDとも呼ばれており、以前に生命を脅かすような危険に晒されたり、人としての尊厳が損なわれるような体験がトラウマとなって、寝言として発するようになります。

 

事故や事件の直後は落ち着きを保っていたとしても、ふとした瞬間に悪夢や突然のフラッシュバックで蘇ることもあり、元の状態まで回復するためには専門医に委ねた治療が必要不可欠だと言えるでしょう。

 

この病気によって睡眠障害を併発することもあり、快眠を得られないということで、自覚のない激しい寝言を発することがあるのです。

 

そのトラウマを解消しないことには、心的外傷後ストレス障害を治すことはできないので、まずは精神科に行ってカウンセリングを受けてみた方が良いかもしれません。

 

また、睡眠時無呼吸症候群も自覚のない寝言の大きな原因で、無呼吸の状態から呼吸が再開されるといびきだけではなく、あえぎ声やうめき声を上げるようになります。

 

特に、肥満傾向の方が睡眠時無呼吸症候群を患っている可能性が高く、心不全や脳卒中といった大きな病気のリスクが伴うので、この病気に関しても専門医の下で治療を行うべきです。

 

以上のような原因で自覚のない寝言を発するようになるものの、毎晩のように引き起こされないのならば特に気にする必要はないので、特別な対処は要らないと説明できます。

 

それでも、一緒に寝ているパートナーに指摘され、不安を感じるのならば、一度病院に行って症状を伝えてみてください。


 

 

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